ウッドデッキは囲まれ空間にします。
1)ウッドデッキまわりのデザイン
せっかく、つくったウッドデッキも、居心地の良い空間にしないと、結局使われないままに朽ちてしまいます。快適な屋外の居住空間としてプライバシーの確保と、くつろげるファニチャー類の設置、植栽や手すりなどの設えをして場所としての完成度を高めるようにするのがポイントです。ベンチや手すりなど、デッキ廻りのディテールをつけていくと、アウトドアリビングと呼ばれる親しみやすい空間となり、家族の思い出がたくさんつくられるようなデッキとなります。写真1はウッドフェンスで囲いベンチや植栽で場の演出を施した事例です。
2)デッキ床の釘頭は危険です。
床板と床板の間の目地幅は5mm程度が望ましい。目地は雨水を通し、デッキを掃除する際のホコリなどを落とすことができる程度が適切です。仮に3mm以下にすると、長尺のデッキ材では木のわずかな反りなどでも目地が消えてしまいます。
デッキは素足で歩くことを前提に釘頭は全て沈め、ダボを詰めます。(図1-2)
4)領域を感じさせる設計
室内から見た場合、床のレベルの連続性が空間の広さに与える影響が大きい。
上記の平面図のA部の植栽をデッキのレベルまで上げるかどうかで、室内からの庭の広さに関する印象が大きく異なります。
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植栽とデッキが一体的に感じることができ落ちたスペースとなります。
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