この希なる特権は明治維新まで続き、長浜発展の大きな拠り所となった。明治に入ると全国で三番目に鉄道が敷かれ県下初の小学校(開知学校)、銀行等が町民の力によって建てられるなど、自由都市の気風に満ちた町民の力が原動力となり文明開化の先取りをして行きた。その気風は現代まで受け継がれ伝統的な黒壁のまちなみにガラス文化を取り入れる布石となっている。
まちなみJR 北陸本線長浜駅から東へ100mほどで、 JR と並行に北国街道が通る。この北国街道とそれに直行する大手門通り、祝町通りで囲まれた一角が長浜の特色あるまちまみである。この一帯は、「黒壁スクエア」と称し第3セクター「黒壁」が黒壁をブランドとして町起こしを展開し成功を収めていることでも有名である。 (写真@ |