・近世、近江八幡は八幡瓦の産地として有名であり、この瓦は風合いのあるいぶし瓦で、主に城郭や寺社建築の屋根に用いられた高級品が得意である。現在すでに瓦工場はないが八幡堀端に「かわらミュージアム」があり、地域の景観とよく調和している。明治維新後は、又、文明開化の波にいち早く対応し宣教師ヴォーリズを迎えた。彼は近江兄弟社を起こすとともに、ヴォーりズ建築事務所を設立し、各地に多くの作品を残した。 |
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その特徴は和洋折衷建築と目されるユニークなものである。近江八幡に現存する主な作品は、白雲館、近江兄弟社学園、一柳ヴォーリズ記念館、旧近江八幡郵便局、旧近江八幡YMCA会館等でる。
・町をはずれて琵琶湖水郷めぐりの船に乗れば、突然、自然のまっただ中の別世界へと導いてくてる。そこは、静寂の中 只、船頭の操る櫓を漕ぐ音と、船べりを打つ波の音のみてある。周囲は、葦の茂みの他、何もなく遥か遠くへ旅しているような気分にしてくれる。 |