★長崎は江戸時代、鎖国220年の間も
出島を中心として、唯一外国との接点を有していた。その為に居留地時代の面影 は、今もいたるところで残されており、異国情緒の漂うまちである。
★長崎市の古い町なみは南山手地区と東山手地区の2地区であり、両地区は、長崎港に注ぐ大浦川を挟んで北部が東山手地区、南部が南山手地区となっている。東山手地区は、出島に近く多くの外国領事館が建てられた。現存するのは、旧イギリス領事館で、現在児童科学館に使われている。そして旧プロシャ領事館は、現在、活水短大のクラブ活動の部室に使われている。まとまって7棟ある洋館を長崎市が購入し、 |
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1棟を東山手地区まちなみ保存センターとして公開し、又、もう1棟を古写真資料館として公開している。いづれも長崎港の見える眺望の良い、バルコニーを有するコロニアル様式の洋館である。
★東山手地区で見逃せない所はオランダ坂である。活水女子短大近くのみちは、石畳と、洋館と女子大生の組み合わせがよく似合う、美しい通りである。長崎のまちは坂が多いが階段でなくスロープで処理している場所が多い。
★南山手地区の代表的に建造物に、大浦天主堂とオペラ「蝶々婦人」ゆかりの旧グラバー邸がある。大浦天主堂は、我国最古の天主堂建築で国宝にも指定されている。 |