ドラマ
ええにょぼ
の舞台
浦島伝説の町 舟屋の里
伊根町
所在地 :京都府与謝郡伊根町、
交 通 : JR宮福線天橋立駅からバス1時間、
車 :舞鶴自動車道舞鶴ICより1,5時間
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伊根は日本海側の漁村で海に浮かぶようにびっしりと並んだ舟屋のある集落として有名である。日本海の荒海とはまるで相反して、丹後半島の幾重にも入り組んだ海岸線が続く入江の中にある伊根町の海はいつも静かで美しい。
集落は、海沿いの一本の道の両側に海上に少し持ち出した舟屋と道の向かいの主屋が一対となりくねくねと数百戸びっしりと続いている。田畑は半島の中腹に段々状に張り付き千枚田として日本海の夕陽と相まって美しい光景を演出している。
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舟屋は舟の格納庫である。大きさは、間口4メートル、奥行き10メートル程度、2階建てで屋根は海に面して切妻の質素な造りであるが、連続して独特のリズム感があるのが特長である。
一階は海岸線の一部分海の中に建てられる。この集落は漁村で各戸に漁船を所有する。舟はそれぞれ海に面して解放された舟屋の一階に収納する。床は海に向かって傾斜した石敷で満潮時には海水が半分近くまで入って来て舟の引き上げを容易にする。二階は、昔は漁網干場で天井もないのが普通であったが、現在は居室を造り子供室や民宿用の部屋にしている例が多い。主屋は、各戸の舟屋の道を挟んだ向かいの家で切り妻二階建て四間取りの家が多い。
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舟屋のある伊根湾から丹後半島を北へ経ヶ岬との中間部附近に(宇良神社)がある。天長8年(825)に創始され、この神社の縁起絵巻物は国の重要文化財に指定されている。また、室町時代の作と言われている浦島太郎玉手箱も美術工芸品としては最高級の亀甲文櫛で神社の宝物である。浦島太郎の伝説は日本最古の物語といわれ、丹後に残る「浦嶋口伝記」には“太郎が釣った5色の美しい亀が、乙姫に姿を変え竜宮城に連れて行った。”となっている。
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