伊能忠敬氏の生地 水郷・佐原
  交 通 :  JR成田線 佐原駅下車10分。 
                車 : 東関東自動車道 佐原、香取インターより佐原方面へ。
           所在地 : 千葉県香取市佐原
佐原のまちは、中世末に建設され、江戸時代を通して発展、銚子、船橋と共に千葉県下第3の都市であった。この繁盛をもたらしたのはその立地にある。まず水運は、坂東太郎といわれた利根川に結ぶ支流、小野川の川口を河岸施設として、利根川上下流の沿岸地方、霞ヶ浦、北浦沿岸と水運で結ばれ一方陸路は八日市道、新島道、成田道、銚子道、香取道の五街道の交点にあたり、内陸部の農村と結ばれた。このように陸路並びに水路の交通の要所に加え、大消費地江戸の後背地として周辺農村から米穀その他農産物を集め、農村へは呉服、日常生活用品を供給、工業としては、醸造、油絞りなどが栄えた。
小野川右岸の新宿では、6斉市が開かれ、周辺農村の人々を相手に、日用品、農産物、魚等が販売された。小野川の護岸はダシと呼ばれる水面に降りる石段で造られていた。現在も一部利用されていて人と水辺の接点をつくりだしている。佐原の旧中心部、新宿、本宿等に於いては、高い密度のもとで多くの人々が間口を分けあって商売に参加し、まち全体の活気と賑わいを作り出す共存の意図があった。
建築は、間口は4間前後、奥行きは10間〜20間が平均的である。町家は木造が大半であるが、その他に土蔵造りや塗込め造りなどもいくつか見られる。佐原の代表的なイメージの建築は、この土蔵造りが多い。なかでも正文堂書店(前田邸)、小堀屋本店(そば屋)、中村屋乾物店はみごとな土蔵造りである。特に軒裏の重厚さは幾重にも段付けがあり、水平線の陰影を作り出す。いまでは、断続的な景観であるが、明治の町なみのみごとさを回想させられる。いずれの建物も、道路に面して下屋庇があり、軒の高さや材質が整然と揃い、樋に家紋を入れたり、微妙に異なる意匠を施していて、nn
近景ではまち全体の廻り緑のごとく、軒線の水平線で統一し、さらに中景では2階の屋根は、切妻、寄棟、平入り、妻入りと変化のある スカイラインを形成している。 又佐原は伊能忠敬氏の生地としても有名である。氏は豪商伊能家を継ぎ、50才で隠居後、江戸に出て天文学、暦学、西洋数学等を学び、全国各地を測量し、大日本沿海興地全図を完成させ、その精度は高く、世界に誇れる科学的地図である。伊能家旧宅は、小野川沿いにあり、店舗と母屋からなり、公開されている。平成13年東映から彼の生涯が映画化された。この町は、佐原の夏祭りの勇壮な山車が有名でもある。n
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