映画「虹をつかむ男」の舞台

 

 

脇町 南町
藍で栄えた町
 
                      交通 : 車: 徳島自動車道・脇町インターより10分、高速バス高松から100分、
                        JR: 徳島本線穴吹駅よりバス10分 高速バス高松から脇町へバス100分、
                     所在地: 徳島県美馬市脇町南町

西田敏行の主演する映画「虹をつかむ男」では脇町は光町として登場する。
 古い壊れかかった映画館で映画の大好きな主人公が、町の人達を集めて名画をたて続けに上映する場面、雨に唄えばの曲に合わせて踊る場面、小さな小学校の分校で映画会をする場面などが印象的である。
この映画で「オデオン座」の名前で登場した映画館は見事に復元された。

・まちのおいたち 背後を阿賛山脈に守られ、南に滔々と流れる大河、四国三郎を眺める徳島県の脇町は、撫養街道と讃岐街道が交差する結節点にあり、吉野川の舟便の便利も良く、古くから交通の要所として栄えた。
ここで、脇町の商人達はの流通を担い、大きな富を貯えることになったである。藩政時代から、明治にかけて繁栄した南町と中町は、百数十年前の姿がほとんど残されている貴重な歴史的まちなみである。
脇町は、吉野川に対し直角に流れ込む大谷川によって形成された扇状地に川の氾濫を避けて建設された町であり、吉野川と大谷川の水運を生かすことにより繁栄した。まなみちの骨格は、吉野川と平行に北町と、その南に中町、最も栄えた南町の三本の通りがある。南町の町家は、通りに面して主屋が建ち、その背後に藍蔵や倉庫として使われていた土蔵その他の附属屋が建っている。主屋の建物は切妻平入りが主で、ところどころ入母屋妻入りのものも混ざっていて、これが町なみにリズム感をを与えている。屋根は本瓦葺、壁は厚い塗り家造りで、白漆喰仕上げの重厚な造りである。
民家の1階屋根上に、分厚い漆喰塗りの壁が、道路へ向けて約1m突き出ている“うだつ(卯建つ)
といい、稲田氏が防火対策として奨励したものであるが、これを造るには相当な建築費を要したので、この防火壁を造れないことを「うだつ」があがらないと言われた。脇町の「うだつ」は、寄せ棟造り本瓦葺きの屋根を置き、鬼瓦を正面に向ける堂々たる風格のもの多い。代表的は民家は、田村家で繭糸業を営む“大谷屋”であった。脇町では最も古いとされ、宝永8年(1711年)4月の棟札がある。敷地は表通りから吉野川まで続いている。吉田家は、脇町最大の床面積をもつ、かつての藍商の家で寛政4年の建築である。南町筋で印象的な建物としては、大塚家があげられる。
もと呉服屋で屋号を「大一」と言う。主屋の棟札には安政六年の記載がある。 その他 国見家、野崎家、等“うだつ”のある堂々たる民家が、60軒程並んでいる。脇町は、京大・西川研究室の調査で、建て替え改修率2.5%という。わが国で例を見ない保存率の高い、近世の都市構造と、民家群であると報告され注目された。 藍の生産、販売で全国を制覇し、富を築いた脇町は現在、美しいランの栽培で日本1のまちである。    そして又、毎年、お盆ともなれば老若男女、町中の人々が「よしこの」のリズムに乗って阿波踊りに酔う。

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● この町をもっと知る本 徳島県の地質とそのおいたち
鳴門秘帖 1藍の華やぎー筒描